投資信託の毎月分配型の収益について

投資信託の毎月分配型の収益についてですが、毎月分配型の利回りは、タイプによってまちまちですし、投資する資産によってリスクも性質もちがいますので、利回りが高ければいいというわけではありません。グローバル債券型の平均利回りが4.8%程度で、新興国の債券型ですと、それよりもリスクが高いので、平均7%くらいです。最近は世界中の市場が下落したため、騰落率がマイナスとなっているものが多いですが、長期的に見た場合にはプラスのものがほとんどです。
毎月分配型のグローバル債券型の分配金利回りごとの投資信託の本数と純資産の合計を見ますと、本数は利回りが4%台の投資信託が一番多いのですが、合計の純資産で見ますと6%台の投資信託が多くなっています。
世界的な債券の利回りはおよそ4%前後です。債券から得られる利回りで分配金を出すのが自然ですので、高い利回りを出す投資信託は、その分、基準価額が減っている場合もありますので、注意が必要です。分配金の高さだけでなく、どういう性質の資産に投資しているかで投資信託を選ぶと良いと思います。
毎月分配型のコストは、分配金を出さないタイプと比べて、特に高いわけではありません。信託報酬は、信託を運用するためににかかるコストですので、分配回数ではなく、投資対象によって変わってきます。例えば新興国に投資するタイプの場合などは、調査にお金がかかりますので、コストに反映されてしまうのです。