投資信託を解約するには

投資信託を購入したものの、状況が変わってしまって、どうしてもまとまったお金が必要になってしまう事態が起こる場合もあります。

投資信託を始めたが最初に考えていた運営方針に違いが出てくる場合は、投資信託解約を行わなければなりません。

投資信託で覚えておかなければならないのは、投資信託は一人の投資家から成り立っているものではないということです。

投資信託を解約をしても、他の投資者は投資信託の保有を継続しています。そのため、解約金は、その投資信託に組み込まれている株式や債券を売却して確保することになります。

投資信託を解約すると株式や債券の売却のために費用が掛かるのは当然ですから、その分を投資信託解約者が負担しなければなりません。

投資信託を解約すると一般的に解約金額は、基準価額の0.3%程度といわれていますので、基準価額からその金額を差し引いたものが投資信託の解約価額として手元に戻ってくるお金ということになります。

投資信託には、ペナルティ制度があることを踏まえた上で、購入するようにしてください。

投資信託のペナルティ制度が、複数の投資家たちから成り立つ投資信託の公平さを保ち、信託財産が安定して保有されることに繋がっています。

投資信託の解約の場合は、その投資信託を購入した販売会社を通じて手続きを行いますが、換金目的とする場合には、解約以外にも買取りという方法があります。

この辺を良く知識として頭に入れて、解約手続きをするようにしてくださいね。