投資信託ファンドラップ小口化、価格下げ

投資信託に限定して運用している野村証券の投資先を比較的低リスクサービス「ファンドラップ口座」の最低の購入価格を引き下げることで検討しているということです。

ファンドラップは分散投資に適したサービスで、投資の初心者でも気軽に始められる新たらしい資産運用として拡大している投資信託です。最大手の野村証券が小口化をしてくれれば、貯蓄を投資が取り組みやすくなりそうです。

ファンドラップというのは、平成18年10月に野村と日興コーディアル証券が販売を開始しました。07年10月には大和証券も販売を始め、大手の証券会社3社がそろったので市場の規模は急ピッチで膨らんできています。

ファンドラップの通常の最低の購入価格は1000万円が主流なのですが、大和證券が業界で最低水準の500万円に設定したため、今年前半にも参入することにしている新光証券も同水準での販売を検討しているようです。

ファンドラップは、これから団塊の世代をターゲットに販売競争が激化することが予測されていますので、野村證券はサービスの優位性を打ち出す必要がでてきたために、現在の1000万円の最低購入価格を300万~500万円に引き下げるべきだとのことで、検討されているので、多分近々値下げされたものが発表されることになると思います。

ファンドラップは投信の売買ごとに手数料を支払う一般的な取引とちがっていまして、運用残高に応じて手数料を定期的に支払うのが特徴なのです。どの程度の値上がりを期待し、どういった商品に投資するかといったおおまかな運用方針は顧客が決めますので、売買のタイミングや保有銘柄の選択などは証券会社などに一任できるため、市場の動きに合わせた機動的な運用ができるのが魅力とされるています。

値下がりしたファンドラップ口座を早く発表してほしいですね。