バランス型の投資信託

バランス型の投資信託は、株式と債権に対してバランスよく投資し、株式の収益性と債権の安全性や安定性という両方の良い点を活かすことを目的としたファンドです。株式型よりもリスクが少なく、債権型よりも収益性が期待できる商品です。

バランス型とは、投資信託協会の商品分類では約款上の株式組入限度が70%未満のファンドで、株式、公社債のバランス運用、あるいは公社債中心の運用を行うものとするという規定があります。
バランス型には国内の株式と債権を含めて運用する国内バランス型と海外の株式や債権まで投資対象にする海外バランス型の種類があります。

株式型は、リターンが期待できる反面、リスクが高目になります。
債権型は、リスクは低目に抑えられますが、リターンは低目になります。
バランス型は、ちょうど株式型と債権型の中間に位置になります。
注意しなければならないことは、同じバランス型の商品でも、それぞれ株式と債権の比率は異なっていますので、商品性にも大きく違いが出てきます。その辺の投資対象の違いを見極めることが必要です。

バランス型は、投資信託の中で最もリスク・リターンのバランスが良い投資信託といえます。欲をリスクを最小限に抑え、結果を急がない、少々長い目で投資信託を考える方に向いている投資信託といえます。
ある程度のリターンでは満足できないがリスクはなるべく抑えたいという人なら株式型のファンドを長期的
に保有した方が良いと思います。株式型のファンドは、個々の商品の運用方針や投資する対象、組み入れ銘柄をきちんと把握したうえで選ぶことがリターンを得る基本といえます。