分配の流れについて

投資信託の分配の流れについてお話しします。投資信託を行うに当たり分配金の流れは把握しておくことは、とても重要です。

投資信託を運用して運用成果を定期的にまとめるのが決算なのです。決算結果で、その収益の一部を投資家に還元することを分配といいます。
分配によって支払われる分配金は、運用実績により変化しますので、運用結果によっては分配金が出ない場合がでてきます。
分配金は、株式や不動産の投資信託の配当金、債券の利息などの利子収入と、株式・債券・不動産投資信託などの売買からの収益です。こうした収益金から、どのくらい分配金として分配するのかは、投資信託ごとに定められた分配方針によって決まってきます。
分配金は、投資信託の信託の財産から支払われるために、分配金が支払われたときには信託財産はその分減少し、基準価額は下がってきます。

換金は投資家が必要な時にいつでも換金できます。
換金する場合には買取請求と解約請求の2通りがあります。
換金方法によって、課税される方法が変わってきます。

買取請求といいますのは、受益者が販売会社に、受益証券の買取りを請求することによって投資信託を換金する方法のことです。買取請求行為は受益者と販売会社間の売買取引であり、受益者による販売会社への売却ということがいえます。
買取請求による投資信託の換金で受益者に利益が出た場合は、税法上は譲渡所得になります。

解約請求は、受益者が販売会社を通じて投資信託の委託会社に、信託財産の一部取り崩しを請求することによって投資信託を換金する方法のことです。
解約請求による投資信託の換金で受益者に利益が出た場合は、税法上は配当所得になります。

投資信託が信託を終了することを償還するといいます。投資信託に期間のあるものは、その期限が償還日となります。
投資信託の運用の成果として償還日に計算された償還価額で、投資家の保有口数に応じて支払いするのが償還金になります。
償還価額が個別の元本を超えている場合には、その超過金額の10%が配当所得として課税されます。

以上のことを認識された上で投資信託への投資をすることをお薦めします。