不動産投資信託のメリット・デメリットについて

不動産投資信託のメリット・デメリットについてお話しします。不動産投資信託の最大のメリットは、証券取引所に上場しており、証券会社を通じてリアルタイムで売買できることであるといえます。このメリットはどのようなことかと申しますと、株の取引と同じように指し値注文や成り行き注文を行うことができるということです。その他のメリットとしましては、投資信託は、多くの投資家の資金をひとつにまとめて投資することで、少額のお金でも、色々な株式や債券に投資することができるのが投資信託です。投資信託の原則としまして、投資家が望む時はいつでも、その時の時価で換金することができることです。株式や債券への直接投資では、売り手と買い手がいなければ取引が成立しませんが、投資信託はファンドが必ず買戻しを保証していますから換金性は非常に高いということになります。

不動産投資信託のデメリットとしましては、元本保証の商品とは違いますので、リスクがあります。投資信託の運用の成績は市場環境などによりまして変動しますし、運用の仕方によって生じた損益は投資家が受けます。従いまして、運用が上手くいけば収益を得ることができますが、運用が上手くいかなければ元本割れすることがあるわけです。不動産投資信託への投資には自己責任が求められるのが原則です。

不動産投資信託も小額で銘柄を分散して投資することが出来る点や買い戻しを保証しているという点などをとりましても、不動産株式投資信託や他の投資信託は、株式の投資と比較した場合、リスクは少ないといえます。そして株式の投資と投資信託の大きな違いは、株式の投資は自己単位で行いますが、投資信託は市場単位に委ねるという違いがあります。