VISTAの投資信託について

VISTAの投資信託についてお話しします。投資信託の中でVISTAというファンドがあります。VISTAはマザーファンドを通じて、主にベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチンなどの関連株式に投資することによって信託財産の中長期的な成長を目指すことを目的にしている投資信託です。ちなみにVISTAの名称は上述の国の頭文字を並べたものです。

VISTAの規定はマザーファンドにつきましては、VISTAの諸国において、各々1%から50%の範囲で国ごとの基本の資産配分比率を定めています。ファンドの設定の時の国別基本資産配分は、ベトナム5%、インドネシア25%、南アフリカ35%、トルコ30%、アルゼンチン5%としています。国別基本資産配分とは別に、市場の見通しに応じて、国別基本資産配分からプラス・マイナス15%の範囲の中で、国ごとの資産配分比率を変動させることがあります。ただし、1カ国への資産配分比率は1%を下回らないものとしています。

経済研究所では、通貨危機のようなショックが起こらない限り、VISTA5ヶ国の経済規模は50年後には28倍になると見込んでいます。根拠のひとつに天然の資源の豊富さがあげられます。必要な資源の多くを自国でまかなえることはとても大きなメリットとなります。インドネシアの天然ガスは世界一の輸出量を誇っておりますし、南アフリカの金鉱は世界一の生産量があります。ベトナムの原油や石炭、そしてアルゼンチンの鉄や銅などがあります。それにVISTA諸国の労働力は増加の傾向にあります。VISTA諸国の個人の消費の伸びも見逃すことができません。個人消費の伸びは日本と比較すると平均で3倍以上になっています。

VISTAの投資信託は、VISTA諸国を取り巻く諸要素からの投資信託の中でもVISTAは長期的な経済発展を見て、かなり有望なファンドといえます。