グローバルソブリンについて

グローバルソブリンについてお話しします。投資信託商品には大変な数がありますが、ここ最近で最も人気が高く、純資産残高もトップを記録し続けているのが、「グローバルソブリンオープン」なんです。グローバルソブリンオープンは、平成9年にスタートした分配型投資信託です。毎月分配型ファンドの人気の先駆けとなった商品といってもいいでしょう。

グローバルソブリンは、マザーファンド受益証券を通じて、世界の主要先進国のソブリン債券に分散投資を行い、そこから得た収益を投資家に分配している商品なのですが、格付けA格級以上の国に投資を行うことで、安定性と安全性という目的のもとで運営されていますので、多くの投資家にとても人気があるのです。人気のもうひとつの理由として挙げられる分配金ですが、2001年1月以降40円配当を続けている点です。

グローバルソブリンは、比較的、高年令層に人気の高い商品なのですが、知名度が上がるに従って、20代、30代といった若い世代の方々にも注目が集まってきています。

グローバルソブリンの問題点もあります。
・運用手数料が高い
・運用手数料の割には、運用が上手ではない。
(利回りがマイナスになっている。それでも基準価額が下がらないのは「このファンドが人気」であるため。)
・基準価額をキープしていたものや高配当の両方を可能にしていた要因(ex.円安傾向など)がとまると、基準価額の下落を招く。

以上の問題点を考慮して、リスクの許容度も頭にいれながら、ご自分に合っていると考えられる投資信託を選択してください。