投資信託のリスクについて

投資信託のリスクについてお話しします。みなさんの資産運用についてのお考えをお伺いしますと、大きくは、老後の蓄えにしたい、新居購入資金にしたい、結婚のための資金にしたい、ご自分のおこづかいを増やしたいといったところでした。

人によってさまざまな目的がありますが、今、資産運用の方法として投資信託がとても人気を集めています。以前は証券会社でなくては購入できなかった投資信託が、今では銀行や保険会社、郵便局でも購入できるようになりましたので、より一層身近に感じられるようになったのも人気の一因だと思います。投資信託の特徴としましては、運用をプロのファンドマネジャーに任せられることや、少額からでも投資できることなどが注目され、投資信託は初心者でも簡単に購入できて手軽にはじめられるメリットがあります。

そこで、初心者だからこそ、念頭に置いておきたいのは投資信託のリスクについてです。
ここでいうリスクは「危険」という意味ではありません。儲けの不確実性や儲けのブレ幅のことについてです。リクスとリターンは正比例するようになっています。
(例えば)ハイリスク・ハイリターン→儲けの率は高いのですが、それだけ損をする確率も高いということです。

投資信託の4つのリスクについて>
1.価格変動リスク・・・株式や債券の価格は毎日変動しています。それにともなって、投資信託の基準価額も変動します。
2.金利変動リスク・・・債券は市場金利が上がれば価格が下がりますし、金利が下がれば価格が上がるという特徴があります。金利の変動は債券に投資する投資信託の基準価額に影響します。
3.為替変動リスク・・・海外の投資信託を購入した場合に、基準価額は円で評価するため、円高が進めば為替差損が、円安が進めば為替差益が生じます。
4.信用リスク・・・投資先が破綻してしまった場合には、資金を回収できないことがあります。

これらのリスクは投資する先によって違ってきます。投資信託を購入する時は、その投資信託の商品が何に影響を受けやすいのかを考慮する必要があります。購入しようとする投資信託の投資先についての適切な知識を身につけて、ご自分の目的やリスクの許容度に合った投資信託資産運用をお楽しみください。