投資信託の伸び悩み

銀行はこれまで顧客に対して預金から投資へと資金の流れを進めきて、幅広く顧客との信用を元に業績を伸ばしてきたのだが、世界的な金融恐慌以来、顧客に対してリスクの高い投資信託を進め辛くなってきているようだ。ここのところ各銀行の取り組みでは顧客ニーズをくみ取る組織の構築を行ったり、新しい金融商品の開発などに力を入れ始めたのだ。なんでも銀行が取り扱う投資信託の資産残高が2007年10月には61兆円を超えていたというのだが、なんと今年の3月には39兆円まで落ち込んでしまったというではないか。銀行にこれまで顧客に対して預金以外の選択肢として投資信託を進めることで、手数料収入が見込め魅力的な金融商品だったのです。ここに来て金融危機の影響から方針転換をすべく利回りが良くリスクが少ない金融商品の開発を迫られているのだ。