海外債権型投資の特徴

海外債権型の投資信託は、日本だけでなく海外の市場で取引されている債権にも投資をすることで、幅広い収益を追求することを目的としたファンドです。もし、ある国の債権の市場が悪くなった場合でも、他の国の債権で補うことが出来ることから分散投資の効果が非常に高く、株式に投資するタイプのファンドよりも安定的な成果が見込めることが期待できます。海外債権型のファンドのタイプでは、5-10%の利回りを目標にしていますので、その分リスクを低く設定しています。

海外債権型は、国内債権型の投資信託と同じで、国が発行する国債や、地方自冶体が発行する地方債、企業が発行する社債にくわえ、短期金融商品に投資する投資信託ですが、外国の債権の方が日本の債権より利回りが良いケースが多いです。また海外の市場に投資することで為替の差益も期待できます。海外債権型で注意すべき点は、海外の債権はバリエーションが豊富でその分いろいろな企業が発行しているということもあって、中にはハイリスク・ハイリターンを狙っている商品もあります。

海外債権型は基本的には、安定的な収益を追求する人に向いているのかもしれませんが、場合によっては多少のリスクがあることを考慮しておいた方がよいです。海外債権型のタイプのファンドはいろいろな種類があることから、リスク&リターンがそれぞれ微妙に異なる場合が多いです。そこで選択した商品がどこに投資しているのか、投資対象を細かくチェックすることが投資を行っていく上でたいへん重要なポイントです。